実大振動実験による高耐震性能を実証しています。
財団法人建材試験センターが主催する「木質構造建築物の振動研究会」において、工学院大学建築学科・宮澤健二教授の指導のもと、パワービルド工法の実大振動実験が行われました。(平成18年5月26日、独立行政法人土木研究所にて)その結果、阪神・淡路大震災の1.25倍(神戸海洋気象台波の125%加振実験による)の振動を与えても倒壊しない十分な耐震性能を発揮することが実証されました。
許容応力度計算による安全性も実証
建物全体はもちろん、柱や梁の各接合部の安全性までも確認するパワービルド専用CADの許容応力度計算は、実大振動実験において、その安全性が実証されました。
接合金物の安全性も実証
阪神・淡路大震災の1.25倍の実大振動実験(耐震等級3で設計)
後の検証においても、接合金物の変形・損傷は見られず、その高い強度と安全性が実際に証明されました。
「実際に近い状況での耐震性能が確認できました」
工学院大学 建築学科 宮澤 健二 教授 (実験当時)
今回の実験では、阪神・淡路大震災で記録された神戸海洋気象台波を用いて、その25%、100%、125%の振動を加えました。この実験を通して、1.25倍の地震動加速度にも十分耐えることが確認できました。金物工法では、接合部に金物を用いることでエネルギー吸収が可能となり、より粘り強い構造となります。この実験結果を耐震性の高い建物づくりに活かしていただきたいと思います。